<C.TEST会話試験の流れとレベル>


試験は3段階で構成されています。

1.ウォーミングアップ(1~2分)
簡単な自己紹介、質疑応答をし、面接官が受験者のおおよその中国語レベルを推定します。

2.レベル判定(8分~10分)
受験者のレベルに応じて、質疑応答が行われます。

●ウォーミングアップでF-E級と推定される受験者は
  ⇒絵の内容について中国語で話し、質問に解答する。
(例)面接官:まず、1分間この絵をよく見てください。
      (1分後)それでは、この絵の内容について話してください。
  面接官:どこで仕事をしていますか?
      このオフィスには何人の同僚がいますか?
 

●D-C級と推定される受験者は
   ⇒複雑な叙述表現、簡単な議論及び談話
(例)質問例:毎日どんなしごとをしていますか?
      なぜその仕事を選んだのですか?
      日本の交通状況についてどう思いますか?


●B-A級と推定される受験者は
  ⇒更に複雑な議論に対する意見及び談話

(例)質問例:あなたは仕事を探しています。ようやく気に入った会社をみつけました。1つは有名な会社で、給料が高いですが、仕事が非常に忙しく、ほとんど休む時間がありません。もう1つは大学での仕事で、給料は高くないですが、自分で自由に使える時間が長いです。どちらの仕事に決めるべきだと思いますか?


●専門級と推定される受験者は
  ⇒複雑で抽象的な議論について意見を述べ、議論する。

3.クールダウン
受験者のレベルに相応しい会話を行ってから終了します。
*試験の様子はビデオで録画されますが、レベル判定以外の目的で使用することはございません。



■レベル判定
総合的な採点によって、F級から専門級レベルの7つのレベルで判定されます。

専門級 
中国語能力は、母語話者に近い。様々な場面の会話に参加し、適切に受け答えすることができる。発音が自然で正しく、言葉の表現も正確で適切である。

A級 
中国語で流暢に叙述、説明、議論ができる。表現はほぼ正確で自然である。比較的正式な場面で、やや複雑な会話ができる。 

B級 
中国語で叙述、議論ができる。話題の範囲も広く、長文で表現する能力が比較的高い。

C級 
中国語で一般的な話題について会話ができる。物事について叙述することができる。簡単な議論ができる。長文で表現をする能力を持っている。

D級 
中国語で、日常生活と仕事に関する簡単な会話ができる。物事について簡単に叙述することができ、長文で基本的な表現をする能力を持っている。

E級 
中国語で、知っている話題について簡単な会話ができる。文で話すことができる。

F級 
中国語で、最も基本的な会話ができる。会話の表現は、ほとんどが単語や、単語の組み合わせである。